秋の相模湾、船釣りシーズンが熱い!
10月に入り、秋らしい陽気とともに絶好の釣りシーズンを迎えた相模湾。今週の「ウニログ NOW」週報では、湾内を賑わせているカツオ、カンパチ、アマダイ、イナダの4魚種に焦点を当て、直近1週間(2026年9月29日〜10月6日)の釣果データをもとに最新状況をお届けします。
今週は特にカツオとカンパチの釣果報告が多く、青物好きにはたまらない状況が続いています。一方で、じっくりと大物を狙えるアマダイや、力強い引きが魅力のイナダも安定して釣果が上がっており、どの釣り物を楽しむか嬉しい悩みどころ。この記事を参考に、今週末の釣行計画を立ててみてはいかがでしょうか。
カツオの今週
相模湾のカツオは、直近1週間で50件の釣果報告があり、15軒の船宿から情報が寄せられています。湾内の広い範囲で活発な釣りが展開されている様子がうかがえ、今最も注目度の高いターゲットの一つと言えるでしょう。
カツオの狙い方
船からのカツオ狙いは、主にコマセを使ったフカセ釣りや、ナブラを直接狙うキャスティングゲームが中心となります。
【タックル例(コマセ釣り)】
- ロッド: 2.1m前後のコマセ用ロッド。魚の強い引きをいなせる、胴にパワーのあるタイプがおすすめです。
- リール: 中型〜大型の電動リールまたは両軸リール。PEライン4号〜6号を200m以上巻けるものを用意しましょう。
- 仕掛け: ハリスは14号〜20号と太めのものを。カツオの鋭い歯やパワフルな引きに備えます。針はカツオ針やヒラマサ針の13号前後が一般的です。
【当日の立ち回り】
カツオは回遊魚のため、群れの足が速いのが特徴です。船長の指示ダナを素早く、正確に守ることが釣果への一番の近道。ヒットしたら、他の魚を散らさないよう、力強く、しかし慎重に巻き上げましょう。手返しの良さも重要になるため、仕掛けの予備は多めに持っていくと安心です。
カンパチの今週
相模湾のカンパチは、直近1週間で48件の釣果が報告され、最大で45cmの良型が上がっています。報告のあった船宿は13軒。カツオと並んで青物狙いの好ターゲットとなっており、ジギングや泳がせ釣りでスリリングなファイトが楽しめます。
カンパチの狙い方
カンパチは根周りや魚礁に潜んでいることが多く、バーチカル(垂直)に誘うジギングが効果的です。生き餌を使った泳がせ釣りで狙う船もあります。
【タックル例(ライトジギング)】
- ロッド: 1.8m前後のジギングロッド。水深や潮の速さに応じて、80g〜150g程度のジグを扱えるモデルが汎用性が高いです。
- リール: PE2号〜3号を200m以上巻けるベイトリールまたはスピニングリール(5000番クラス)。
- ルアー: メタルジグはシルバー系やブルー系を基本に、複数のカラーや形状を揃えておくと状況変化に対応しやすくなります。
【当日の立ち回り】
まずは確実に底を取り、そこから様々なパターンのジャーク(竿をしゃくり上げる動作)でジグを動かし、カンパチにアピールします。ワンピッチジャーク(リール1回転につき1回しゃくる)を基本に、時折フォール(沈下)を織り交ぜるなど、その日のヒットパターンを見つけることが重要です。根掛かりしやすいポイントを攻めることも多いため、底取りは丁寧に行いましょう。
豆知識・コラム
釣りの格言「潮時を逃すな」
釣りの世界でよく使われる「潮時(しおどき)」という言葉。これは単にタイミングを意味するだけでなく、潮の動きそのものを指します。潮が動いている時間帯は、プランクトンや小魚が活発に動き出し、それを捕食する大型魚の活性も上がると言われています。特に、満潮や干潮の前後、潮が大きく動き出すタイミングは絶好のチャンスタイム。「朝マヅメ」や「夕マヅメ」といった時間帯と潮の動きが重なると、爆釣につながることも少なくありません。釣行計画を立てる際は、ぜひ潮見表をチェックして「潮時」を意識してみてください。
アマダイの今週
相模湾のアマダイは、直近1週間で32件の釣果報告があり、最大54cmという見事な大型も記録されています。報告のあった船宿数は21軒と、今回取り上げた4魚種の中では最も多く、専門で狙う船が多いことがわかります。上品な味覚で知られる高級魚だけに、この大型の記録は釣り人の意欲を掻き立てます。
アマダイの狙い方
アマダイ釣りは、天秤仕掛けを使ったエサ釣りが基本です。砂泥底のポイントを狙い、丁寧に底付近を探るのがセオリーです。
【タックル例】
- ロッド: 2m前後の7:3調子または8:2調子の竿。竿先が繊細で、小さなアタリも感知できるものが適しています。
- リール: 小型の電動リールが主流。手巻きの両軸リールでも可能ですが、水深のあるポイントを狙うため、電動が有利です。
- 仕掛け: 片天秤にオモリ60号〜80号が標準。ハリスは3号前後を2mほど取り、2本針の仕掛けが一般的です。エサはオキアミがメインです。
【当日の立ち回り】
オモリで海底をトントンと軽く叩き、砂煙を上げてアマダイにアピールするのが基本の誘い方です。オモリが着底したら、糸フケを取り、ハリスの長さ分だけゆっくりとタナを上げ、アタリを待ちます。アタリがなければ、またゆっくりと底まで下ろして誘い直す、という動作を繰り返します。ゲスト(外道)も多彩で、一日を通して楽しめる釣りです。
イナダの今週
相模湾のイナダは、直近1週間で31件の釣果報告があり、最大で50cmのサイズが確認されています。報告があった船宿は11軒。ワラササイズには一歩届かないものの、50cmクラスとなれば引きは強烈で、青物釣りの入門としても最適です。
イナダの狙い方
イナダはコマセ釣りやライトジギングで狙うことができます。群れに当たれば数釣りが楽しめるのも魅力です。
【タックル例(コマセ釣り)】
- ロッド: 2.4m前後の6:4調子または7:3調子の船竿。マダイ用やワラサ用ロッドが流用できます。
- リール: PE3号〜4号を200m以上巻ける中型の両軸リールや電動リール。
- 仕掛け: ビシ(コマセカゴ)は80号前後。天秤に1.5m〜2mのクッションゴムを介し、ハリスは6号〜8号を3m〜6m取るのが標準的です。
【当日の立ち回り】
イナダ釣りで最も重要なのは、船長の指示ダナを正確に守ることです。群れを散らさないよう、船中でタナを統一する必要があります。指示ダナの下限まで仕掛けを落とし、そこから竿を大きくあおってコマセを撒き、指示ダナの上限まで仕掛けを上げてアタリを待ちます。力強いアタリがあったら、慌てずにしっかりと合わせを入れ、パワフルな引きを楽しみましょう。

