富山湾に秋の使者!アオリイカの釣果報告が到着
食欲の秋、そして釣りの秋がやってきました。ここ富山湾では、エギングファン待望のターゲット、アオリイカの釣果が聞こえ始めています。
釣り情報サイト「ウニログ NOW」に寄せられた直近1週間(9月4日〜9月11日)の釣果報告によると、富山湾のアオリイカは7件。3軒の船宿から実績が上がっており、秋のシーズンが本格化しつつある様子がうかがえます。
特に今週末は、アオリイカを狙う上で見逃せない好条件が揃います。9月12日、13日は潮が大きく動く大潮。潮汐に活性が左右されやすいアオリイカにとって、絶好のタイミングと言えるでしょう。天気予報も週末は晴れとなっており、穏やかな海況で釣りに集中できそうです。
秋の新仔を狙え!ティップランエギングの基本タックル
秋のアオリイカ釣りは、春に生まれた新仔(しんこ)と呼ばれる小型〜中型サイズがメインターゲットです。好奇心旺盛でエギへの反応も素直な個体が多いため、数釣りが楽しめるのが最大の魅力。この時期のアオリイカを船から効率よく狙うなら、「ティップランエギング」がおすすめです。
ティップランエギングとは、船を風や潮に任せて流しながら(ドテラ流し)、船下から広範囲を探る釣り方です。岸からでは届かない深場や沖のポイントを直撃できるため、高確率でアオリイカとの出会いが期待できます。ここでは、ティップランを始めるための基本的なタックルをご紹介します。
ロッド
ティップラン専用ロッドが最適です。長さは1.8mから2.1m程度のものが、船上での取り回しが良くおすすめです。この釣りの最大の特徴は、竿先(ティップ)の繊細な動きでアタリを捉えること。イカがエギに触れたり抱いたりした際の、ティップが「フッ」と戻るような微細な変化を目で見てアワセるため、ティップの感度が非常に重要になります。
リール
スピニングリールの2500番〜3000番クラスが標準的なサイズです。軽量で操作性の良いモデルを選ぶと、一日中シャクリ続けても疲れにくいでしょう。
ラインとリーダー
メインラインには、感度が高く潮の抵抗を受けにくいPEラインの0.4号〜0.6号を150m〜200mほど巻いておきましょう。その先に、衝撃を吸収し、根ズレからラインを守るためのフロロカーボン製リーダーを結びます。リーダーの太さは1.5号〜2.5号、長さは1mから1.5mが目安です。
エギとシンカー
ティップラン専用に設計された、30g〜40g程度の重めのエギを使用します。これに加えて、潮の速さや水深に対応するための追加シンカー(10g〜30g程度)をいくつか用意しておくと万全です。エギのカラーは、朝夕のマズメ時や曇天に強いオレンジやピンク系、日中や澄み潮に効くナチュラル系、深場でアピールするパープル系やグロー(夜光)系など、複数のカラーパターンを揃えておくと、状況に応じたローテーションが可能になり釣果アップにつながります。
豆知識・コラム:イカの王様「アオリイカ」の名前の由来
「イカの王様」とも称され、その上品な甘みと食感で多くの食通を唸らせるアオリイカ。その特徴的な名前の由来をご存知でしょうか。
諸説ありますが、最も有力なのが、胴体の両側にある大きなヒレの形が、馬具の「障泥(あおり)」に似ていることから名付けられたという説です。「障泥」とは、馬の胴体に垂らす泥除けのことで、乗馬の際にパタパタと動きます。アオリイカがヒラヒラとヒレを波打たせて優雅に泳ぐ姿は、まさにこの障泥が風になびく様子を彷彿とさせます。その美しい姿と極上の味が、釣り人を魅了し続ける理由の一つなのかもしれません。

