夏の東京湾に、待ちわびた知らせが届きました。「江戸前の女王」の愛称で親しまれるシロギスが、約1か月の静寂を破り、再びその美しい姿を見せ始めています。
一時は釣果報告が途絶え、多くの釣り人がやきもきしていましたが、ここに来て状況は一変。ウニログ NOWに寄せられた情報によると、直近で釣果が急増しており、夏の終わりの絶好のターゲットとして注目度が急上昇しています。今回は、復活の狼煙を上げた東京湾のシロギスについて、最新データと具体的な釣り方をご紹介します。
復活の兆し!東京湾シロギスの最新釣況データ
まずは気になる最新の釣況データから見ていきましょう。沈黙が続いていた東京湾のシロギスですが、直近1週間(2026-08-23 〜 2026-08-30)で17件の釣果が記録されました。
特筆すべきは、その釣果が最近に集中している点です。17件のうち5件は直近3日間に報告されており、まさに「今、釣れ出している」状況と言えるでしょう。報告があった船宿は6軒にのぼり、特定のポイントだけでなく、湾内の広範囲で活性が上がってきている可能性を示唆しています。
サイズに目を向けると、最大で25cmの良型も確認されています。シロギス釣りならではの繊細なアタリと、小気味よい引きを堪能するには十分なサイズです。天ぷらにすれば絶品となる「ピンギス」と呼ばれる小型から、刺身でも楽しめる20cm超えまで、様々なサイズが混じって釣れているようです。
盛夏のシロギスを仕留める基本の「き」
「シロギスが釣れているなら行ってみよう!」と思った方のために、船からシロギスを狙う際の基本的なタックルと釣り方をおさらいしておきましょう。シンプルな仕掛けで手軽に始められるのも、シロギス釣りの魅力の一つです。
タックルと仕掛け
- 竿(ロッド): 1.8m〜2.1m程度のシロギス専用竿が最適です。なければ、穂先が柔らかく感度の良いライトゲームロッドや、バスロッドなどでも代用可能です。繊細なアタリを感じ取れる穂先が重要になります。
- リール: 2000番〜2500番クラスの小型スピニングリールが扱いやすいでしょう。
- 道糸: PEラインの0.6号〜0.8号が主流です。先端にはショックリーダーとしてフロロカーボン2号程度を1mほど結んでおくと、根ズレ対策や仕掛けの絡み防止になります。
- 仕掛け: 片天秤を使った吹き流し仕掛けが一般的です。オモリは船宿によって指定がある場合が多いですが、15号〜25号あたりを準備しておけば対応できます。ハリスは0.8号〜1.5号、針は流線針や袖針の7〜9号を使い、2本針や3本針の仕掛けが市販されています。
エサと付け方
エサはアオイソメやジャリメが定番です。1匹を丸ごと付けるのではなく、針の大きさに合わせて頭の硬い部分からチョン掛けし、垂らしは1cm〜2cm程度になるようにハサミでカットするのが基本。垂らしが長すぎると、アタリはあってもなかなか針掛かりしない「エサ泥棒」にやられてしまいます。
基本的な誘い方
- 底を取る: 仕掛けを投入したら、まずはオモリを海底まで着底させます。これが全ての基本です。
- 糸フケを取る: オモリが着底したら、リールを巻いて道糸のたるみ(糸フケ)を取ります。竿先に少しだけ重みが乗る状態をキープしましょう。
- 誘いを入れる: ゼロテンション(糸が張らず緩まずの状態)を保ちながら、ゆっくりと竿先で海底を小突くように誘う「底叩き」や、オモリを少しだけ持ち上げては下ろす「リフト&フォール」が有効です。活性が高いときは、仕掛けをゆっくりと引きずってくるだけでも食ってきます。
- アワセ: シロギスのアタリは「ブルブルッ!」という明確なものから、「コツッ」という小さなものまで様々。アタリを感じたら、慌てずにゆっくりと竿を聞き上げるように合わせます。強く合わせすぎると口切れの原因になるので注意が必要です。

